2011年7月15日10:57
インコム・ジャパンは、同社のPOSA技術を「プレイステーション ネットワーク カード」に向けて提供することになったと発表した。すでに2011年7月13日から、インコムのPOSAを導入した全国の小売各社で同カードを順次販売している。
今回発売する「プレイステーション ネットワーク カード」(POSA版)は、有料のコンテンツが購入可能なプリペイドカードである。カードに印刷した12桁の英数字からなる番号を入力することで、PlayStation Networkのウォレットにチャージすることができる。ウォレットにチャージすることで、PlayStation Storeで配信しているゲームやビデオなどの有料コンテンツを購入することができる。顧客は3,000円・5,000円・1万円の3種類のカードから好きなカードを選ぶことができる。
通常、プリペイドカード類の販売には、仕入れや在庫リスク、金券類の管理負荷といった多くの負担が発生するが、インコム・ジャパンの提供する、InComm’s Fast Card Point-of-Sales Activation (POSA)の技術を導入している流通各社は、これらプリペイドカード類を無在庫の状態で仕入れ、販売が成立した段階でPOSレジにてカードを有効にする技術を実装している。そのため、盗難、紛失の心配がなく、金券類を陳列して販売することが可能となっている。また、インコムの同技術の採用により、デザインを生かした積極的な陳列・販売ができるという。