2013年4月2日19:31
決済代行事業者のベリトランスは、このほどコンタクトセンターを併設する通販事業者を対象としたIVR(音声自動応答)によるASP決済サービス「IVR決済ソリューション」の提供を本格的に開始したと発表した。
IVR 決済ソリューションは、消費者が商品を購入する際、電話でクレジットカード決済を希望すると、オペレーターから自動音声に切り替わり、消費者が自らカード番号を入力し決済を完了させることが可能なASP サービスとなる。同社の調べによると、業界初のサービスになるそうだ。同サービスを導入することで、コンタクトセンターではカード情報が一切通過することがなくなるため、導入事業者はオペレーターによるカード番号の不正利用やヒアリングミスを防ぎ、国際ペイメントブランド5社により策定されたセキュリティ基準「PCI DSS」に完全準拠したセキュリティ環境下で消費者にサービスを提供することが可能となる。また、同サービスは外線転送可能な電話機とインターネット接続ができるPCがあれば、面倒なシステム開発をすることなく導入可能で、オペレーター1席からでもASP決済サービスを実現する。
すでに同サービスは、ネスレ日本、健康食品のオンラインショップ「うるおいの里」を運営するモイスト、北海道小樽のスイーツ販売の「LeTAO(ルタオ)」を運営するケイシイシイの利用が予定されているという。また、ヴァージン アトランティック航空など、多数のコンタクトセンターを併設する通販事業者が利用を検討しているそうだ。
なお、初期費用は30万円、月額基本料は3万円からとなり、同サービスの利用には、ベリトランスの決済サービス「Veritrans3G」の契約が必須となっている。