2018年4月2日20:23
NTTデータは、スマートフォンによるバーコード決済サービス「モバイルレジ」に、クレジットカードによる決済機能を追加し、2018年4月1日より地方公共団体向けに「モバイルレジ公金クレジット収納サービス」として提供開始したと発表した。
「モバイルレジ」は、納付書に印刷されたバーコードをスマートフォンの専用アプリで読み取り、インターネットバンキングを利用して支払いを行うサービスとなる。2009年5月に公金支払いを開始し、地方公共団体でのバーコード決済の導入実績数は現在国内トップとなるとしている。今回のクレジット収納サービスの提供により、銀行口座からの支払い/口座振替の申し込み/クレジットカードによる支払いという3種類のチャネルを1つのスマホアプリから選択して決済できるサービスとなるそうだ。
地方公共団体は「モバイルレジ」を導入することで、スマートフォン経由でさまざまな支払いチャネルを用意することができ、住民の利便性向上につながるとともに、収納率の向上が期待できる。
現在、静岡県静岡市をはじめとした6地方公共団体が同サービス導入を決定している。具体的に、2018年4月に静岡県静岡市(軽自動車税、住民税、固定資産税)と磐田市(軽自動車税、住民税、固定資産税、国保税)、5月に東京都国立市(軽自動車税、住民税、固定資産税、国保税)と渋谷区(軽自動車税、住民税)、港区(軽自動車税)6月に東京都港区(住民税、国民健康保険料)、8月に東京都中央区(軽自動車税、住民税)が導入予定だ。
地方公共団体は、支払結果情報をコンビニ収納データとあわせて取得でき、すでに発行しているコンビニ収納用の納付書がそのまま利用可能だ。特に「モバイルレジ」サービスを利用済であれば、短期間で大きなコスト負担なく導入できるとしている。
なお、同サービスは、ジェーシービーおよびユーシーカードの2社との提携により実現した。