2025年8月25日8:36
三井住友銀行、大和証券、SBI証券、SBI R3 Japan、大阪デジタルエクスチェンジ、BOOSTRY、Progmat, Inc、Datachainは、セキュリティトークンのセカンダリーマーケット(二次流通市場)取引における決済効率化と決済リスク削減を目的として、ステーブルコインを活用したDvP(Delivery Versus Payment)決済に係る実証プロジェクトを開始した。なお、同プロジェクトに係る初期的な検討は2025年4月より一部の事業者で進めていたが、今回の参加企業を拡大し、正式にスタートする運びとなった。
ステーブルコインを活用することで、将来的には日中の個別の売買取引に対する約定後即時グロス決済によるDvP決済を実現し、取引相手の不履行に起因するカウンターパーティ信用リスク(CCR)を構造的に排除したセキュリティトークンのセカンダリーマーケット取引が可能となると考えているそうだ。
また、取引成立後、ブロックチェーン上の決済基盤に約定を連携することで約定後即時グロス決済が可能となると共に、ステーブルコインを活用することで既存の金融システムのメンテナンス時間に影響されない24時間365日の取引の実現も期待できるとしている。
なお、同プロジェクトにおいては、より近い未来で実現されるであろう「証券会社間におけるステーブルコインを活用したT+2のDvP決済」を目指す姿として定義し、現状からの差分を埋めることを目的として取り組みを開始している。
このコンテンツは会員限定となっております。すでにユーザー登録をされている方はログインをしてください。
会員登録(無料)をご希望の方は無料会員登録ページからご登録をお願いします。