2015年8月21日9:00
2014年、世界のカード不正被害は163.1億ドルになった。日本円で約2兆円だ。クレジット、デビット、プリペイドの合計である。
調査会社のニルソンレポートによると、2014年のカード不正被害額は前年対比19%も伸びている。
2014年のカード取扱高は28.844兆ドル。不正被害額はこの0.057%に過ぎないが、額にすると大きい。
カード不正被害が最も多いのは米国で、48.2%を占めている。100ドルにカード利用に対し、12.75セントが被害額だ。
米国では2015年10月からEMV対応が義務づけられる。浸透にはまだ時間がかかるが、偽造カードは確実に減少するだろう。