2016年8月31日8:30
昨今、後払いの「クレジットカード」、前払いの「プリペイドカード」に加え、即時払いの「デビットカード」の認知度が日増しに高まっています。近年、発行が増加するブランドデビットは、以前はやネットバンクを中心に発行されてきましたが、昨今ではメガバンクや地方銀行が発行するケースが増加してきました。また、クレジットカード会社との共同発行、スマートフォンアプリとの連携も行われています。
前払い式のプリペイドカードについては、広島銀行(HIROCA)や福井銀行(JURACA)、中国銀行(晴れの国カード)など、非接触電子マネーを活用した地域活性の取り組みも行われています。
そこで、銀行における決済ビジネスについて、実際に取り組みを行う各行を紹介します。
①福井銀行/福井新聞社
福井銀行と福井新聞が地域密着型カード「JURACA」を展開
「電子マネーサービス」、「独自の地域サービス」、「JURACAタッチサービス」を1枚に
②山口フィナンシャルグループ
「ワイエムデビットJCB」でクレジットカードとは異なる顧客への訴求を強化
山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行によるシステム共同化で発行・運用コストを抑制
③広島銀行
電子マネー「HIROCA」で広島の人々に選ばれるカードを目指す
社員証・学生証への機能搭載、Webアプリとの連携で地域に密着したサービスを展開へ
④静岡銀行
静岡銀行等がブロックチェーン技術を用いた地域活性化の実証実験を実施予定
スマホのwalletアプリに配信されるポイント型クーポンを流通
⑤iBankマーケティング
スマホアプリ「Wallet+」とJCBデビットカード「Debit+」の連携で新たな顧客体験を提供(iBankマーケティング)
金融(決済・貯蓄)の魅力に加え、日常生活をより豊かに、楽しくするサービスを目指す
⑥西日本シティ銀行
九州カードと共同で「NCBデビット」をVisa、JCBの2ブランドで発行
若年層を中心にクレジットカードでは取り込めなかった利用者の獲得を目指す
⑦琉球銀行
「りゅうぎんVisaデビットカード」の会員数と取扱高は順調に推移
利便性の高い商品として沖縄でのキャッシュレス化を促進
⑧みずほ銀行
加盟店のレジで預金が引き出せる「キャッシュアウト」実現による効果とは?
J-Debitの利用活性化、口座の稼働を高めるサービスとして期待
⑨三井住友カード
三井住友銀行と「SMBCデビット」を共同発行
全国のVJAグループ各社へ向けて積極的に展開へ
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