2014年5月29日11:57
2020年の東京五輪に向け、国内でも安心・便利に利用できる決済サービスの構築が進められている。2014年12月26日には、「キャッシュレス化に向けた方策」も発表されるなど、非現金化に向けた動きも加速している。
グローバルでは、Apple PayやAndroid Pay、Samsung Payなど、新たな決済サービスが発表され、今後は国内でもニューテクノロジが生まれると予想される。
便利な決済サービスが広がる一方で、“決済は利便性とセキュリティのトレードオフ”といわれるように、セキュリティ対策が重要となる。特に近年は、カードを提示しない「CNP(Card Not Present)」での不正が顕在化している。また、リアルの世界では、経済産業省が2014年7月にクレジットカードの完全IC化を目指すと発表した。さらに、日本クレジット協会(JCA)でも2020年までに100%IC化を目指しているように、業界あげてICクレジットカードの推進が行われている。
ペイメントナビ編集部では、リアル店舗やネット加盟店のセキュリティ対策、PCI DSS準拠事例、POS端末やスマートフォン決済のセキュリティ強化、国際的に求められるセキュリティ対策などについて、一日で触れることができるセミナー「ペイメントカードセキュリティフォーラム2015」を2015年3月12日に開催した。今回のフォーカスでは同講演の模様を中心に、カードセキュリティの最新動向についてレポートする。
■ペイメントカード・セキュリティフォーラム記事
決済のデジタル化と国際的な取り組み
~ビザ・ワールドワイド・ジャパン
モバイル決済におけるセキュリティリスク管理の新潮流(上)
~タレスジャパン
ハイセキュリティのスマホ決済サービスを目指す「PAYGATE」の取り組み
PCI DSS準拠DUKPT完全対応のスマホ決済プラットフォームの強みとは?
~ロイヤルゲート
世界の決済サービスを陰から支える「HP Atalla」
~日本ヒューレット・パッカード株式会社
10年間の運用から販売員やお客様がより使いやすい端末に刷新
~東武百貨店
ゴルフダイジェスト・オンラインのトークナイゼーション導入のメリット
カード番号を乱数に置き換えて、安全なカード情報の管理が可能に
~ゴルフダイジェスト・オンライン
世界標準の中でのNCRのPayment Solution
セキュアなPOS決済ソリューション、不正検知システムを提供
~日本NCR
「MasterCard Digital Enablement Service(MDES)」によるセキュリティ強化
トークンによる、安心・安全な決済サービスの実現
~MasterCard
■セキュリティ最新動向
PCI SSCが「PCIアジア太平洋コミュニティミーティング」を10月に日本で開催
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