2023年12月18日8:20
GMOあおぞらネット銀行は、Anti Money Laundering(AML、マネー・ローンダリング)対策として、不審・不適切な取引が行われている口座間の取引を可視化する「不正口座ネットワーク可視化機能」を開発し、新たに2023年12月18日より運用を開始した。同機能は、2022年10月より稼働開始したAI技術を活用した口座不正利用モニタリングツール「AML AIスコアリングモデル」を高度化・強化する機能となるそうだ。
同社のCTOオフィスグループのメンバーが、同社AML企画室、金融犯罪対策室のメンバーらにAMLモニタリング業務の課題をヒアリングし、AI技術を駆使することで、「AML対策の高度化・強化につながること」「業務効率化が図れること」から自社開発するに至った。
テクノロジーバンクを標榜する同社は、銀行取引を安全に行ってもらう取り組みにおいても、自社開発の強みを生かし、技術でも課題解決に注力しているそうだ。利用者に安心して取引してもらうため、日々巧妙化・複雑化・高度化する口座の不正利用取引に対応することもその1つだという。
「AML AIスコアリングモデル」は、Google CloudのVertex AIを活用することで、不正な入出金の疑いがある取引事例等を学習したAIモデルが、不正送金取引等を検知し、これまで人の目で行っていたモニタリング業務を補佐するツールで、GMOインターネットグループ グループ研究開発本部 AI研究開発室と共に開発している。
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