2018年9月25日22:51
Mastercardは、2018年9月25日、「2018年度世界渡航先ランキング(Global Destination Cities Index)」において、東京が8位にランクインし、バンコク、ロンドン、およびパリが上位を占めたと発表した。また、ランキングの半数がアジア太平洋の都市となっている。 Mastercardの「世界渡航先ランキング」は、過去10年にわたり渡航先の都市とその都市に関する分析を行い、今回の結果により渡航先ランキングの上位に入るには、堅固な都市インフラ、ビジネスと娯楽面での魅力、力強い地域文化が重要な要素であることが分かったそうだ。
2018年のMastercard「世界渡航先ランキング」における調査対象は、世界162都市に拡大。渡航者数と渡航先での消費額に基づくデータに加えて2018年の成長予測も含み、今回より平均的な滞在日数と1日あたりの消費額予測を出している。
世界渡航先上位10都市を訪れる渡航者(1泊以上)の年間成長率(2017年)は、ソウルを除く各都市で上昇し、2018年の予測では、大幅な渡航者数の増加により全般的な成長が見込まれる。
年間約2,000万人の渡航者が海外から訪れるバンコクは、今年も1位に選出され、2018年には9.6%の成長が予測される。バンコクを訪れる渡航者は、平均で4.7泊滞在し、1日あたりの平均消費額が173ドルであった。手頃な費用なため渡航者の支出意欲が促され、バンコクはパリ、シンガポール、ソウルよりも旅行しやすい都市として見られる一方、2位にランクインしたロンドンよりも消費額が多くなっている。
また、中国人観光客の渡航先としてアジア太平洋の都市が人気で、中でも東南アジアの都市が多く選出されている。
渡航者の消費額に関しては、1位には昨年に続きドバイが選出され、1日あたりの平均消費額は537ドルだった。シンガポールやバンコク、東京などアジア太平洋の4つの都市もトップ10に選出されている。
さらに、日本の都市が世界の渡航先として最も成長していて、中でもレジャーの誘致に力を入れている地域の沖縄が39.2%、京都が27.8%、大阪が23.6%と2009年から2017年の過去8年間の年平均成長率が最も伸びている。